HAPPENINGS
2019.06.07

部長日記【TRY NEWVIEW】

こんにちは!VR部 TRY NEWVIEWです。

私たちTRY NEWVIEWは、ファッション/カルチャー/アート分野のVRコンテンツアワード、NEWVIEW AWARDSに出展するVR作品を作っています!

VRは総合芸術と言われているように、視覚や空間や心理、音など様々な要素が複合的に絡み合ったものです。 私たちは、それら複合的な要素をうまく絡ませて新たな体験を生み出すことを目指しています。

メンバー1人1人が自分の個性を生かしたVR空間を日々製作し、作ったVR空間に入り合う、見せ合うといった活動をしています。

VR空間は重力も空間も時間も音も制限がありません。何も制限がないので、何でもできてしまいます。 何でもできてしまうがゆえに、何を作れば良いのかわからないという場面もありました。

そこで、
「VRだからこそできることは何だろう?」
「VRに引きこもりたくなる体験とはどんなものだろう?」
といったことを考えていきました。そこから出てきたアイディアを元に思うままにモノを置いてみたり、空や地面を変化させたりといったことを繰り返していきました。そのようにして作った小さな作品を量産していくことで徐々に自分たちが作りたい体験や空間を見つけていきました。

現時点でも、動物の中に広がる宇宙、室内に降る雪、webページ散歩といった文字にしてもよくわからない空間を作っているメンバーもいます。作った作品を見せ合うたびに新たな発見がありとても楽しいです。実際に体験してみるとどれも不思議な感覚でどこか別の世界に迷い込んだような気持ちになります。

部会では「宗教的なモノを置きまくってみました。」「自動販売機を50個空から落としてみました。」「雪が降る中、火事を起こしました。」といったVR空間製作ならではの怪しい会話も多数飛び出しいつも変わった面白さがあります。

VR製作をすればするほど、「こんなこともできるんだ。」「あれ、これって現実の大きさにする必要なく無い?」といった新たな視点や表現方法が見つかり、VRの可能性を日々感じています。

VRは今までに体験してきたどのコンテンツとも異なった面白さ、不思議さがあります。 私たちはそれらVRの持つ可能性に触れつつ、現実ではできない体験やこれまでの価値観をひっくり返すような体験を目指して作品製作をしています。

HAPPENINGSに向けてVR部メンバー全員、現実世界にいる時間が絶賛減少中です!

みなさまに楽しんでいただけるようなVR作品を日々磨いていきますので、楽しみにしていてください!

VR部 TRY NEWVIEW 部長
武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション学科1年
翁長宏多