

こんにちは、メディア表現部Materiaです!
僕たちは、「素材」をテーマに芸術作品を作っているのですが、今回のモチーフは「ビニール」に決定しました。ビニールというと、正確には塩化ビニルのことを指すようですが、今回は僕たちの暮らしに馴染みのある、慣習としての「ビニール」のコンテクストに焦点を当てるために、所謂「ビニール」全般を対象とすることにしました。
みなさんはビニールについてどんなイメージをお持ちでしょうか?コンビニやスーパーに行ってもビニール袋をもらいますね。突然の雨にビニール傘を買って凌ぐこともしばしば。工作をする時にはビニールテープが欠かせませんね。普段何気なく生活しているだけで、僕たちはこんなにもビニールとの接点を持っているのです。
一方で、近年では環境への意識の高まりもあってか従来のビニール製品に取って代わり、エコバッグやタンブラーなどの普及も顕著ですね。環境意識の高い諸外国と比べてはここ日本でのそれはまだまだ低いようにも感じます。
以上のように、「ビニール」は「安価」「ありふれている」「大量生産」「大量消費」などのイメージを纏ってるようです。僕たちはそんな「ビニール」にまつわる文化的なコンテクストを制作の過程で丁寧に一つ一つピックアップしていこうと思います。
まず僕たちは、普段使いをしているビニール製品をメンバー全員で持ち寄ることにしました。先ほども挙げたような袋・傘・テープはもちろんのこと、ホースや塩ビパイプなど見慣れないものなどたくさんのものが集まりました。特にパイプ類は、見普段かけることこそ少ないものの、影に隠れて確実に我々の生活を支えています。そういった意味でこれらも今回僕たちが設定したテーマにしっかりと合ったモチーフだと言えるでしょう。
次に、僕たちMateriaは「素材感」「もの感」を大切にしているので、よく晴れた昼下がり、日光によくかざしてそれぞれのビニール製品の現象を観察し、またよく触り、モチーフのもつ魅力を徹底的に見つけられるよう試みました。
そして、メンバー1人につき基本1ビニール製品を割り当て、持ち帰り、それぞれ具体的な制作に向けてアイデア出しと意見交換を重ねています。現時点で面白いラフがたくさん上がってきています!楽しみにしていてください!
僕たちは、最終的なアウトプットの形を定めていません。それは、それぞれが伝えたい・見つけたメッセージや「ビニール」の魅力を表現するに適切なメディアは多岐に渡ると考えるからです。
展示計画やサイン計画についても、来場してくださった皆さんに、ありふれた「ビニール」をより面白く感じていただけるような工夫をたくさん考えています、よろしくお願いします!
メディア表現部 Materia 部長
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科2年
杉山裕太郎